生命保険ってなんとなくはわかってるけど本当はよくわからない。。
そもそも保険ってなんなの?
そんな疑問を抱いたことはありませんか?
そもそも保険とは、助け合いの仕組みのことなんです。
生命保険について、専門用語を使わずに説明しました。
中学生の方でもOKです。
生命保険とは助け合いの仕組みのこと
まず保険とは、何か不幸な出来事が突然起きてお金を失ってしまう危険に備えて、事前にみんなでお金を出しあい、実際に不幸な出来事があった人に集めたお金の中から一部を渡す仕組みのこと。
保険の中でも生命保険とは、不幸な出来事が人の命に関わることだった場合でお金を失ってしまう危険に備える保険のことなんです。
生命保険とは人の生命に関わるリスクに備える保険、という説明をよくされます。
保険でいうリスクとは、「◯◯が原因でお金を失う危険」という意味です。
人の生命に関わるリスク=人の生命に関わることが原因でお金を失う危険ということ。
では具体的に人の生命に関わるリスクとはどういことかというと、病気やケガをして入院したり手術したり、死んでしまったりした時のことです。
入院してしまうと病院にお金を払わなくていけませんので、普段よりもお金が必要になりますよね。
それに入院中は働けない分、収入が減ってしまうこともあり得ます。
万が一自分が死亡してしまった時も、お葬式などで普段よりもお金が必要になります。
これが人の生命に関わることでお金を失ってしまう危険があるということです。
何か人のいのちに関わる出来事が起こった時に、いつもよりもお金が多く必要になる危険があるのでみんなでお金を出し合って準備しておこうね、という仕組みが生命保険です。
生命保険の必要性
生命保険とは人の生命に関わるリスクにそなえる保険ということでした。
でも、もしかしたら自分は一生入院するような病気にはならないかもしれない。
でも、明日突然事故にあってケガで入院するかもしれない。
いつ何がおこるか、明日入院するかしないかは誰にもわかりません。
そのため一人でお金を貯めて準備を始めても、必要な額が貯まる前に何か起こってしまうかもしれません。
そんな時生命保険に加入していると、準備が不十分でも突然何かあった時にまとまったお金を手にすることができます。
事前にみんなでお金を出し合っているため、お金を出し合ってる人の中で何かあった時にはすぐお金が用意できるという仕組みになっているんですね。
これが生命保険のいいところです。
もしお金がたくさんあって、突然何かあっても大丈夫という人にとっては生命保険とはいらない仕組みかもしれません。
ですが、同じようにお金がたくさんあってもせっかく貯めたお金を減らしたくない、という人には生命保険は必要でしょう。
このように人によって生命保険の必要性は違います。
同じような状況の人でも、生命保険が必要と感じるかもしれないし不要と感じるかもしれない。
生命保険は他のみんながどうしてるかで決めるのではなく、自分が生命保険という助け合いの仕組みに参加したいかどうか、自分にとって必要かどうかで決める必要があります。
生命保険会社とは助け合いの仕組みを商品として売ってる会社
生命保険会社は、人の生命に関わるリスクにそなえる保険を商品という形で販売している組織です。
生命保険会社はみんなからお金を集めて、そのお金を元に生命保険の仕組みがうまくいくよう運営しています。
保険会社にお金を払って生命保険に参加することを生命保険に加入するといい、保険会社に払うお金のことを保険料。
保険会社からもらうお金のことは給付金や保険金といいます。
保険会社は、加入できる人の条件を設定したり、手続の時に不正にお金をもらおうとしていないかチェックしたりして、生命保険に加入している人みんなが平等になるよう運営しています。
もし入院していないのに入院しているとウソをついてみんなから集めたお金をもらった人がいたら、それはゆるされないことですよね。
ズルいことや悪いことが出来ないようにしっかり管理するのも生命保険会社の仕事です。
生命保険に加入している人は、もし命に関わる何かがあった時にはお金をもらいますよという約束を保険会社としていることになるんですね。
この約束のことを保障といいます。
約束は目に見えませんよね、保険も同じ。
生命保険に加入するとは目に見えない保障を保険会社から買うということなんです。
そしてその保障内容によって生命保険の呼び方がさらに細かく分かれていきます。
死亡時に備えるための終身保険や定期保険、病気や怪我の入院や手術に備える医療保険、病気の中でもガンだけに備えるがん保険、など。
なので保険会社や、約束の内容である保障がどんなものなのか、保険会社が信頼できるのかきちんと選んで判断する必要があるんですね。
メモ
生命保険のほかに、よく聞く保険に損害保険があります。
損害保険とは、モノや財産に関わるリスクに備える保険のことです。
住まいに関わる火災保険や地震保険、自動車の事故に備える自動車保険などが損害保険にあたります。
以上が生命保険についての説明です。
ポイントは、保険はみんなで事前にお金を出し合ってリスクに備える制度であるということ。
生命保険は保険会社を契約をすることで加入するので、どうしても保険会社と自分の間だけのことに思いがちなんですが、他にも同じ生命保険に入っている人がたくさんいることで成り立っているんです。
同じリスクに備えるためでも、個人で積み立てる貯金とは仕組みが根本的に違うんですね。
みんなで助け合うからこそ、公共性が高い制度と呼ばれるワケです。
もしわからないことや、詳しく知りたいことがあればお気軽にコメントしてください!