ズバリ、FP2級の試験は3級よりも難易度があがります。
最初から厳しいことを書いてしまいましたが、大丈夫。
私は2級合格当時、フルタイム・正社員で働く兼業主婦でした。
それでも独学でFP2級合格出来たんです!なので、あなたもきっと大丈夫。
私がFP2級に合格した時に実際使っていたテキストと、勉強するスケジュールややり方をお伝えします。
おすすめテキスト
まず、おすすめテキストですが3級と同じくこちら。
FP3級の時からずっとこのシリーズを使っています。
このテキストは絶対に抑えるべき要点が30秒で読めるようになっています。
しんどい時でも30秒だけなら、とりあえずそこだけ読もうと思えますよね。
FP2級の試験範囲はFP3級と変わりませんが、より深い知識が問われます。
それなのに、30秒!!
このテキストは出るところ順に出るところだけ書かれていて、最悪試験直前2日前からの学習でも対応出来るよう内容はかなり練られてますので効率的に知識をインプットできます。
FP3級の勉強法の記事にも書きましたが、資格試験の勉強で最初に挫折するポイントはテキストの読み込みです。
出来るだけ挫折しないよう、取り組みやすいテキストを用意するのが成功のコツです。
テキストはこちら1冊で十分です。
FP3級の時は色々テキストや問題集を買ってみましたが、この1冊で十分とわかってましたのでFP2級の勉強時にはこのテキストしか買いませんでした。
問題集や予想問題がやっぱり欲しい。。という方は同じシリーズで揃えた方が良いと思います。
私は無料の試験問題と模範解答(きんざいか日本FP協会のサイトからダウンロードできます)を使いましたので、テキスト以外の問題集は要らなかったです。
独学で合格する勉強法
ではいよいよ、具体的な勉強法についてお伝えしていきます。
今回は2ヶ月=8週間、1週間に6日勉強して1日休みで1日の勉強時間は3時間、試験前日は丸一日(少なくとも9時間)で想定しています。
FP3級の時は最短1週間でも合格出来る勉強法を紹介しましたが、FP2級では1週間では正直難しいと思います。
おすすめテキストは試験直前2日前から対応出来るよう厳選された内容になっていますが、あくまでも最低限のインプットを完了するためのものです。
間違いなく合格したければ最低でも2ヶ月前からの勉強をおすすめします。
2ヶ月前から始めればやる気が出なかったり、体調が悪かったりして勉強が出来ない日があっても間に合います。
試験勉強のコツは、覚えることではなく思い出す練習をすること。
試験問題を読んだ時にインプットした知識が思い出せなくては意味がありません。
そのため、何度も繰り返し過去問を解いて、脳から覚えた知識を引っ張り出す練習が必要なんです。
そして、徹夜は厳禁です!!禁止!!
脳は睡眠をとることでインプットした知識が脳に定着します。
睡眠を取らないとせっかく覚えた知識がふわふわ宙に舞うだけで、記憶の引き出しに仕舞われません。
記憶の引き出しに知識が仕舞われないと、そのうち消えてなくなってしまいます。
毎日ちゃんと睡眠を取ってインプットした知識を記憶の引き出しにしまい、翌日取り出して思い出す。
何度も繰り返し思い出すことで、脳にこれは大事な知識なんだと認識させる。
1〜2週目
1〜2週目はテキストの読み込みに使います。
FP2級の試験範囲は3級と変わらず以下の通りです。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
6つの分野になっていますので一気に6日間でおすすめテキストを読んでしまっても大丈夫ですが、1つの分野を2日に分けて読む方が無理がないと思います。
おすすめテキストを読むときのコツは、さら〜っと読むこと。
意気込みすぎると挫折します。ふ〜ん、へ〜、ほ〜と軽い気持ちで読んでください。
テキストについている過去問はクイズ感覚で。
ここで間違った!覚えてなかった!とショックを受けすぎるとやる気がどんどんなくなっちゃいます。
先にも書きましたが、大事なのは思い出す練習をすること。
この時点ではまだ知識が定着していなくても大丈夫です。
3〜5週目
3〜5週目は過去問を1日づつ学科・実技に分けて解いていきます。
ここでインプットとアウトプットをほぼ同時に行い、知識の定着を促します。
過去問は直近3回分で充分です。
きんざいか日本FP協会のサイトからダウンロードして用意してください。
1日目に学科を試験時間と同じ2時間で解き、答え合せをします。
間違っていた問題は、正しい知識をおすすめテキストを読んで再確認してください。
2日目、昨日間違った学科の問題に再挑戦し、実技の問題を試験時間と同じ1時間半で解く。
翌日、2日目に間違った実技の問題に再挑戦し、また学科の問題を頭から解く。
これを繰り返して、6日間で3回学科と実技の問題を繰り返し解きましょう。
3週目は1回め、4週目は2回め、5週目は3回めの過去問を使って上記のように、問題を解く→答え合せ→間違っていたら正しい知識をインプット→翌日に再挑戦、と繰り返してください。
これで3回分の過去問をそれぞれ3周解いたことになります。
この段階でのコツは、間違ってもヘコみ過ぎないこと!
繰り返し解くうちにだんだんと問題の選択肢の内容を覚えてきますので大丈夫です。
間違えた〜、今日もダメだった〜、と失敗したという事実ばかりに注目すると、脳が勉強することに苦手意識を持ってしまいます。
そうするとどんどん試験勉強に取り組むのが苦しくなりますので、今日はこれだけ正解できた!と成功した事実を毎日きちんと確認すること。
これが勉強を継続するコツです。
間違ったことは気にし過ぎず、正しい知識をインプットしたら成功した部分をきちんと自分で褒めてあげる。
6〜8週目
この週からは学科と実技を合わせて1日で解けるよう練習し、総仕上げします。
6週目は1回めの過去問を学科と実技合わせて3時間以内に解きます。
答え合せと間違った問題の正しい知識の確認まで3時間で終えられたらパーフェクト。
これを6日間繰り返してください。
7週目は2回めの過去問を使って、8週目は3回めの過去問を使います。
ここまでくると、3回分の過去問を計9周解いたことになります!!
FP2級の試験は過去問と似たような問題がよく出ますので、新しい問題にどんどん取り組むよりも3回分の過去問を繰り返し解いて完璧に近いぐらい仕上げた方が効率的です。
もし途中で同じ問題を解くことに飽きてしまったら、新しい過去問に挑戦してもOKです。
あと少しですよ!
試験前日
試験前日、この日は最終確認をして明日の本番に備えましょう。
今まで何回も解いてきた3回分の過去問を最後にもう一度解き、自分が今まで覚えてきたことに確信を持ってください。
この問題はこうだった、と思い出しながら解くのがポイント。
確信を得ることで落ち着いて明日の本番に取り組むことができます。
ここまで頑張ることが出来れば、きっと大丈夫です。