FP試験、ただしくは「ファイナンシャル・プランニング技能試験」といいます。
FP試験の科目、日程、受験資格、難易度や合格点などFP試験を受けるのに必要な情報をまとめました。
FP試験の科目
FPの試験は、一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)とNPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)の2つで運営されています。
試験は学科と実技の2つあり、それぞれ合格する必要があります。
学科はきんざいもFP協会も共通の問題です。実技の科目を選択して申し込むことになりますが、内容は実施している機関で違います。
会社や学校などで受験する実技科目の指示がある場合はそれにしたがってくださいね。
特に何もなければ私のオススメはきんざいの個人資産相談業務。
3級に合格した後に2級に挑戦する場合に活かせるからです。
あと、問題が資産家のAさんが亡くなった時の相続税を計算せよ、という感じなのでイメージしやすく、勉強しやすいですね。
将来お金持ちになってもこれで大丈夫!
FP試験の日程
試験は毎年年3回、各年度で5月、9月、1月に開催です。
受験の申し込みは受験する月の2ヶ月前に開始されます。
受付期間が約3週間程度しかありませんので、受験する月をきめたら忘れずに申し込んでください。
きんざいと日本FP協会、どちらもインターネットで申し込み可能。
合格発表は受験した月の翌月です。
FP試験の内容は?
FP3級は学科、実技共にマークシート方式。
FP2級は学科がマークシート、実技がペーパーテスト。
具体的には言葉や数字の穴埋め問題や、問題文を読んで計算しその答えを書きます。
実技というと実際に何かコンサル的なことをしなければならないのかと思ってしまいがちですが、ただのテストです。
出題範囲も学科と同じですので、ちゃんと勉強できていれば対応できます。
FP試験の難易度、合格点
独学で勉強する場合、試験の難易度はFP3級は簡単、FP2級は少し難しいです。
FP3級はマークシート方式のためあまり勉強しなくても合格点まで意外と取れてしまう方がそこそこいます。
FP2級は実技がペーパーテストで計算問題なども含まれるためある程度の勉強が必要になりますが、独学で十分合格できます。
FP2級も3級も合格基準点さえ取れれば合格出来るからです。
他の人の成績は関係なく、問題の6割正解出来れば合格できます。
詳しく書くと、FP3級は学科の合格点がきんざいもFP協会も共通で60点中36点取れれば合格。
実技の合格点はきんざいが50点中30点で、FP協会は100点中60点です。
FP2級の学科の合格点はきんざいもFP協会も共通で60点中36点中で合格。3級と同じですね。
実技の合格点はきんざいが50点中30点、FP協会は60点中36点です。
つまり、問題の4割間違ってもOKなので、苦手な分野を捨てて得意な分野で確実に点を取れればいいんです。
もし学科と実技どちらかしか合格点を取れなかった場合でも、次回の受験時に免除される制度があります。
受験資格は?
FP3級は誰でも受験できます。
受験資格は「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」となっていますので、現在まったく違う職業についている方や学生や主婦の方でもOKです。
合格後必ずFPにならなければいけないのか、というとそうではありません。あくまでも従事しようとしている者、なので資格が欲しいだけという方でも受験して大丈夫です。
FP2級の受験資格は
- 3級技能検定の合格者
- FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
- 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
のいずれかに該当する者となっています。
FP3級に合格できればFP2級の受験資格も得られるということです。
独学でFP2級まで取得を目指す場合、3級→2級の順に受験していくのが一般的な流れです。
勉強にひつようなもの
- 参考書1冊
- 過去問3回分
- 筆記用具
実はFP2級も3級も勉強のために用意するテキストは1冊でOKなんです。
なぜなら、実際と同じ形式の試験問題と模範解答が公式サイトから無料でダウンロード出来るから。
独学で十分受かります。